連休明け16日の香港株式市場で、ハンセン指数は6営業日続伸。終値は前営業日比1.90%高の30746.66ポイントだった。中国企業指数は1.31%高の12036.15ポイント。メインボードの売買代金は概算で2197億8000万HKドル。
ハンセン指数は高く寄り付いた後、終日プラス圏で堅調に推移した。前日の欧州市場の上昇やきょうの東京市場で日経平均が連日でバブル崩壊後の高値を更新するなど、世界的な株高が好感された。また、新型コロナウイルスワクチンの普及による景気回復への期待も買いを支えた。指数は結局、2018年6月12日以来、約2年8カ月ぶり高値を付けてきょうの取引を終えた。
ハンセン指数構成銘柄では、時価総額の大きいHSBC(
00005)が配当再開への期待から7%超上昇し、指数を押し上げた。原油先物価格の上昇を受けてペトロチャイナ(
00857)やCNOOC(
00883)、シノペック(
00386)も高い。半面、テンセント(
00700)や美団(
03690)が逆行安。
この他では、春節(旧正月)の興行収入が好調なことを受け、IMAXチャイナ(
01970)やアリババ・ピクチャーズ(
01060)が30%超上昇。香港で新型コロナウイルスの新規感染者数が1桁台まで減少したことを受け、ササ・インターナショナル(
00178)は17%超上昇した。半面、康希諾生物(
06185)は利益確定の売りに押されて4%超下落した。