米ニュース専門放送局CNBCは米国時間10日、消息筋の話を引用して、中国最大の検索エンジンである百度（BIDU）が人工知能（AI）向け半導体会社の設立を検討していると報じた。また、中国に大規模な投資を行っているベンチャーキャピタル（VC）のGGVキャピタルやIDGキャピタルが初期段階の議論に関与しているという。

　現在、百度にはAI向けに大量のデータを処理するよう設計された半導体「KUNLUN（崑崙）」の開発を支援する部門が社内にあるが、独立した半導体会社を設立することで商業化を促進するもよう。百度の半導体事業は、現在世界的にチップ不足に直面している自動車メーカーを始めとする様々な業界の顧客にチップを販売することを目指すという。 　

　今回の報道に対し、百度はコメントを控えている。