4日の香港市場で小米集団(
01810)が大幅に3日続落。前場終値は前日比6.04%高の27.20HKドルだった。同社製スマートフォンに米グーグルが提供するアプリなどがインストールできなくなったと伝わり、嫌気した売りが膨らんだもよう。
香港経済紙『信報』によると、問題は小米集団がアンドロイドOS対応のスマホとタブレット向けに開発したユーザーインターフェース「MIUI」にあるもよう。最近、中国本土の小米コミュニティーサイトで、MIUIを搭載したスマホにGMS(グーグル・モバイル・サービス)をインストールできないとの報告が相次いだ。これに対し同社スタッフは、「コンプライアンス上の理由で、中国版MIUIを搭載した端末にはグーグル・サービス・フレームワークをインストールしておらず、GMSのインストールはできない」と回答した。GMSはグーグル製アプリとAPIの総称で、インストールにはグーグル・サービス・フレームワークが必要となる。