2021-02-04 |
香港/マーケット/証券 |
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【相場見通し】上値重いか、米雇用統計前に様子見ムードも
4日の香港市場は上値の重い展開か。3日のNY株式相場は小動き。経済指標が市場予想を上回る強い結果となったほか、追加経済対策への期待や市場予想を上回る増収増益決算を発表したアルファベットの大幅高が支援となったものの、週初からの大幅高による利益確定売り圧力の高まりが上値圧迫要因となった。同日の香港株の米国預託証券(ADR)は、石薬集団(
01093)やAIAグループ(
01299)が香港終値を上回って引けた半面、テンセント(
00700)やアリババ集団(
09988)が下回って引けている。また、米国の雇用統計発表を前に様子見ムードが強まる可能性もある。
一方、香港では“中国版インスタグラム”「快手」を展開する快手科技(
01024)があすメインボードに上場するほか、アリババ集団(
09988)傘下のアント・グループが同社を金融持株会社に変え、銀行と同様の資本要件に応えることで中国規制当局と合意したと伝わった。上場計画の再始動への期待などから投資家マインドも改善しており、相場の支えとなりそうだ。