2021-02-03 |
中国/マーケット/証券 |
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本土前引け:3日続伸、資金ひっ迫懸念が後退 観光・非鉄金属株に買い
3日前場の中国本土株式市場で、上海総合指数は小幅に3日続伸。前場終値は前日比0.20%高の3540.65ポイントだった。深セン成分指数も0.55%高の15419.94ポイントと3日続伸。上海、深セン両市場の半日の売買代金は概算で5797億6300万元だった。
上海総合指数は序盤、利益確定売りに押されて安く推移した。しかし心理的節目の3500ポイント近くで下値の堅さを確認すると、次第に買いが優勢となり、前引けにかけて上げに転じた。中国の短期金利が足元で低下し、春節(旧正月)を前にした資金ひっ迫懸念が後退。指標となる上海銀行間取引金利(SHIBOR)の翌日物はきょう、前日比0.454ポイント低い1.859%となり、1月15日以来ほぼ3週間ぶりに2%を下回った。
セクター別では観光や非鉄金属、銀行、石油が上げた半面、軍需関連、貴金属、ソフトウエアが下げた。
上海B株指数は0.02%高の239.30ポイントと5営業日ぶりに反発。深センB株指数は0.18%高の1080.86ポイントと3日続伸した。