週明け1日の香港市場で新薬中心の医薬品メーカー、緑葉製薬(
02186)が急伸。株価は日本時間午前11時12分現在、前日比51.16%高の5.88HKドルで推移している。中国の著名プライベートエクイティ(PE)ファンド、ヒルハウス・キャピタル・グループからの戦略投資を受け入れると発表したことが材料視されている。
緑葉製薬は1月31日、ヒルハウスに対し、同社が新株2億9200万株(発行済み株数の9%)を割り当てるほか、筆頭株主の緑葉製薬控股が保有株式2億6000万株(同8%)を譲渡することで合意したと発表。割当価格・譲渡価格はともに1株につき4.28HKドルで、契約日である29日終値(3.89HKドル)を約10%上回る水準。一連の手続きが完了すれば、ヒルハウスは15.6%の持ち株比率で主要株主に加わる。一方、緑葉製薬控股の持ち株比率は現在の46.7%から35.5%に低下する。
ヒルハウスからの出資受け入れは株主基盤の強化につながるとしている。増資による正味調達額は12億5100万元となる見通しで、運転資金に充てる予定。