2021-01-29 |
香港/マーケット/証券 |
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香港大引け:4日続落、半月ぶり安値 ダウ平均先物の下落で後場にマイナス圏
29日の香港株式市場で、ハンセン指数は4日続落。終値は前日比0.94%安の28283.71ポイントだった。中国企業指数は1.11%安の11208.78ポイント。メインボードの売買代金は概算で2401億8000万HKドル。
ハンセン指数は前日の米株高の流れを引き継ぎ、前場はプラス圏で推移。ハイテク株を中心に買い戻しが先行した。ただ、きょうのダウ平均先物が下落したことで中国本土を含むアジアの主要株式相場で売りが優勢となり、ハンセン指数も後場に下げへ転じた。終値は13日以来ほぼ半月ぶりの安値となった。中国の短期金利の上昇も懸念されたもよう。指標となる上海銀行間取引金利(SHIBOR)の翌日物は28日に3%を超え、29日もさらに上昇して2015年3月以来の高水準を維持した。セクター別ではエネルギーやコングロマリット、公共事業を中心に幅広く売られるなか、工業が買われた。
ハンセン指数構成銘柄では、不動産株の九龍倉置業地産(
01997)と碧桂園(
02007)、自動車株の吉利汽車(
00175)が大幅安。前日高かった恒安国際集団(
01044)とバドワイザーAPAC(
01876)も大きく売られた。石油株のCNOOC(
00883)、シノペック(
00386)、ペトロチャイナ(
00857)は軒並み安となった。半面、電動工具の創科実業(
00669)とスポーツ用品の安踏体育用品(
02020)、バイオ医薬の薬明生物技術(
02269)が大幅に反発。ハイテク株の舜宇光学科技(
02382)、繊維株の申洲国際集団(
02313)も堅調だった。
ハイテク関連の31銘柄で構成するハンセンテック指数は4日続落し、前日比0.16%安の9358.11ポイント。BYDエレクトロニック(
00285)と易キン集団(
02858)、レノボグループ(
00992)の下げがきつい。一方、ネット小説サイト運営の閲文集団(
00772)が続伸した。金蝶国際ソフト(
00268)も買われた。