2021-01-29 |
香港/投資判断/電子・IT |
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アリババ集団の10−12月期業績予想・最新レーティング=証券各社
中国ネット通販最大手、アリババ集団(
09988)の2020年10−12月期決算について、証券会社8社による非GAAPベースの純利益予想は前年同引き16.1−23.2%増の539億9800万−573億100万元で、中間値は19.6%増の555億9500万元。中核事業であるネット通販の売上高は堅調に伸びているものの、投資の拡大に加え、共同購入サイト運営会社のピン多多(PDD)との競争の激化を受けた利益率の低下が業績に影響するとみている。『AAストックス』が29日伝えた。
また、前年同期にアント・グループの株式取得に伴う利益を計上した反動もあり、証券会社6社による10−12月期の純利益予想は前年同期比0.06−30.3%減の364億4900万−522億8000万元で、中間値は13.6%減の451億9600万元。
また、証券各社は中国本土の独占禁止調査などがもたらす経営リスクや、フィンテック事業の再編、通販事業の競争激化に伴う粗利益率の悪化などに懸念を示しており、経営陣による最新の業績見通しなどに注目している。
証券12社の最新レーティングは次の通り。
※証券会社、投資判断、目標株価(HKドル)
■交銀国際、買い、361
■国泰君泰、買い、360
■ゴールドマン・サックス、買い(コンビクション・バイ)、352
■大和証券キャピタルマーケッツ、買い、350
■中銀国際、買い、342
■クレディ・スイス、買い、323
■安信証券、買い、322
■ジェフリーズ、買い、322
■建銀国際、アウトパフォーム、315.9
■シティグループ、買い、305
■UBS、買い、300
■広発証券、買い、298.89