電動自転車用蓄電池メーカーの天能動力国際(
00819)は28日大引け後、今月18日に上海証券取引所のハイテク企業向け市場「科創板」に上場した子会社、天能電池集団(688819)について、2020年12月本決算で純利益が前年に比べ7億5800万−9億5800万元(50.81−64.22%)増加する見通しを明らかにした。非経常損益を除いた場合、6億3900万−8億3900万元(48.72−63.97%)増加する見通し。
大幅増益の理由として、2020年に入って主要原材料である鉛の価格が前年同期の水準を下回ったことで、販売価格とコストがいずれも低下したが、販売価格の下落幅がコストの下落幅を下回ったことで粗利益率が上昇したことを挙げている。また、製品需要の増加で販売量も増えたとしている。
天能動力国際は天能電池集団の株式86.53%を保有しており、連結対象となっている。
天能動力国際の28日終値は前日比4.84%安の14.56HKドル。