2021-01-28 |
香港/マーケット/証券 |
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香港前引け:3日続落、29000ポイント割り込む 米株安でリスクオフ優勢
28日前場の香港株式市場で、ハンセン指数は大幅に3日続落。前場終値は前日比1.97%安の28721.27ポイントだった。中国企業指数は1.85%安の11435.48ポイント。半日のメインボードの売買代金は概算で1566億2000万HKドル。
ハンセン指数は米株安の流れを引き継ぎ、心理的節目の29000ポイントを割り込んで寄り付いた。序盤は節目水準を回復する場面もあったが、勢いは続かず、その後はじりじりと下げ幅を拡大した。前日のNYの市場でダウ平均とハイテク株比率の高いナスダック総合指数がそろって今年最大の下げ幅を記録したことが嫌気されたほか、新型コロナの感染拡大で世界的な景気の冷え込みに対する警戒感が重荷となり、リスクオフの動きが広がった。
個別では、電動工具大手の創科実業(
00669)が約8%下げた。アジア生保のAIAグループ(
01299)、民営自動車メーカーの吉利汽車(
00175)、ニット衣料大手の申洲国際集団(
02313)も大幅安。半面、ビールメーカーのバドワイザーAPAC(
01876)、衛生用品大手の恒安国際集団(
01044)、香港地場系銘柄の香港鉄路(
00066)、九龍倉置業地産(
01997)が逆行高を演じた。