27日の香港市場でハンセン指数は反発スタート。前日に大幅に反落した後とあって、主要国の金融緩和継続を背景に株式市場の先高観が根強い中、押し目買いの動きが相場を支えている。
指数は日本時間午前10時43分現在、前日比0.60%高の29566.16ポイントで推移。個別では、中国石油メジャーのCNOOC(
00883)の上昇が目立つほか、ネット通販最大手のアリババ集団(
09988)が高い。同社傘下の金融会社、アント・グループの株式新規公開(IPO)が再開する可能性について、中国人民銀行(中央銀行)の易綱行長は「法律のプロセスを順守すれば、良い結果になる」との見解を示したと報じられている。半面、生活関連サイト運営大手の美団(
03690)、民営自動車メーカーの吉利汽車(
00175)、医薬品受託開発の薬明生物技術(
02269)が売られている。