チャイナ・モバイル(
00941)は26日大引け後、親会社の中国移動通信集団と中国広播電視網絡が2020年5月に合意した「第5世代デジタル携帯移動通信サービス(5G)」協力枠組みに基づき、5Gネットワークの建設や保守などで提携したと発表した。チャイナ・モバイルの省子会社31社を代表して中国移動通信(チャイナ・モバイルの全額出資子会社)が中国広播電視網絡と次の4項目で合意した。協力期間は2031年末までで、2段階に分けて実施する(第1段階は21年末まで、第2段階は22年から31年末まで)。
◇5Gネットワーク共同建設・共有:共同で700メガヘルツ(MHz)帯の無線ネットワークを建設する。中国移動通信は有償で2.6ギガヘルツ(GHz)帯ネットワークを中国広播電視網絡と共有する。700MHz帯ネットワークの新設と拡張、更新、改造は、両社が折半出資する。
◇5Gネットワーク保守:両社は700MHz帯ネットワークの管理について同等の権限を有する。中国移動通信は中国広播電視網絡が有償で使用する700MHzトランスミッションキャリア・ネットワークの保守に責任を持つ。
◇マーケティング:それぞれの強みを持ち寄り、製品開発や運営などの方面で新たなモデルの共同構築を図る。マーケティング協力はブランドと事業運営の独立性を原則として行う。
◇ネットワーク使用料決済:中国広播電視網絡は中国移動通信にネットワーク使用料を支払う。700MHz無線ネットワークの運営・保守料、700MHzトランスミッションキャリア・ネットワークの使用料、2G/4G/5Gネットワークの各使用料が含まれる。
チャイナ・モバイルの26日終値は3.50%安の45.50HKドル。