2021-01-20 |
香港/企業動向/電子・IT |
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アリババ集団が後場に一段高、創業者の馬氏が姿見せる
20日の香港市場で、アリババ集団(
09988)が後場に一段高。株価は日本時間午後3時9分現在、前日比8.44%高の264.80HKドルで推移している。創業者の馬雲(ジャック・マー)氏が同日、数カ月ぶりに公の場に姿を見せたと伝わり、同氏の
中国当局に対する関係が悪化したとの懸念が後退したもよう。
香港の英字紙『サウスチャイナ・モーニング・ポスト』は20日、同日開かれた中国農村の教師を表彰する式典で、馬氏が映像であいさつを述べたと報じた。同氏は昨年10月24日上海で行われた金融フォーラムで講演した際、中国当局の金融行政を批判し、以後は姿を見せなくなっていた。アリババ集団傘下の金融会社アント・グループは昨年、上海市場と香港市場に同時上場する予定だったが、上場2日前の11月3日に中国当局から上海証券取引所へのA株上場を差し止められ、香港上場も見合わせた。