2021-01-06 |
中国/政策/電子・IT |
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中国当局、アント・グループに消費者信用貸付データを要求か
中国当局がアリババ集団(
09988)傘下のアント・グループに対して、大量の消費者信用貸付データを要求しているもようだ。現在検討されている計画には、中国人民銀行(中央銀行)が運営する全国信用貸付報告システムにデータを提供することや、実質的に人民銀が管理する信用格付会社とデータを共有することがあるという。米紙『ウォール・ストリート・ジャーナル』が5日伝えた。
報道によれば、アリババ集団およびアント・グループの創業者である馬雲(ジャック・マー)氏は過去数年間、監督機構の要求に一貫して抵抗していたもよう。監督機構は、アント・グループがアリペイを通じて大量の個人データを獲得し、比較的小型な銀行から大型銀行に対して不公平な競争優位にあると認識しており、アント・グループの信用貸付業務を銀行のように監督するとともに、アント・グループによるデータ独占を打ち破ろうとしている。