25日の中国本土株式市場で、上海総合指数は反発。終値は前日比0.99%高の3396.56ポイントだった。深セン成分指数も0.73%高の14017.06ポイントと反発。上海、深セン両市場の売買代金は概算で7937億9200万元だった。
上海総合指数は、序盤はマイナス圏で軟調に推移したが、プラス圏に浮上すると一気に上げ幅を拡大した。年末にかけて重要な会議が複数控えており、政策期待から買いが入ったもよう。指数は心一時3397.01ポイントまで上昇したが、心理的節目の3400ポイントを前に上値は重かった。なお、香港市場がクリスマスで休場のため、相互取引制度を通じた売買は行われなかった。セクター別では、電力がほぼ全面高となったほか、非鉄金属、鉄鋼、港湾、石炭などを中心に幅広いセクターで買いが優勢だった。半面、酒造や造船が売られた。
A株市場では、江蘇恒瑞医薬(
600276)が6%近く上昇。同社が開発する乳がん治療新薬が臨床フェーズ3で効果が確認されたことが材料視された。広東電力発展(
000539)や中国国際コンテナ(
000039)、紫金鉱業集団(
601899)の上昇も目立った。半面、第三者割当増資で130億元を調達する計画を発表したウェイチャイ・パワー(
000338)が1%超下落した。
上海B株指数は0.55%高の239.51ポイントと反発、深センB株指数は0.43%高の1063.53ポイントと4日ぶりに反発した。