23日の香港市場で、ハンセン指数は安く寄り付いた後、前日終値付近でもみ合う展開。クリスマス休暇を前に、見送り気分が漂っている。新型コロナウイルスの変異種の感染拡大を受けた世界景気の悪化懸念や、トランプ米政権の対中制裁の強化に対する懸念が引き続き重荷となる半面、前日に約1カ月半ぶり安値で終えただけに、値ごろ感の出た銘柄を買い戻す動きがある程度相場を支えている。
指数は日本時間午前10時42分現在、前日比0.09%高の26143.82ポイントで推移している。個別では、電動工具大手の創科実業(
00669)、スポーツ用品の安踏体育用品(
02020)、スマホ部品メーカーの舜宇光学科技(
02382)が高い。半面、豚肉大手の万洲国際(
00288)、本土系不動産株の華潤置地(
01109)などが軟調。