米商務省が安全保障上の問題を理由にSMIC(
00981)を事実上の禁輸リストである「エンティティー・リスト」に加えたことについて、同社は20日、短期的に事業や財務状況大きな影響はないものの「10ナノメートル(nm)の先進技術の研究開発や製造設備の建設に重大で不利な影響がある」との見解を明らかにした。
SMICが「エンティティー・リスト」に掲載されたことで、サプライヤーが同社に米輸出管理法が適用される製品や技術を輸出するには、米商務省の許可が必要になる。線幅が10nmより狭いプロセス(極端紫外線リソグラフィー技術を含む)を使った製品や技術については、米商務省の審査方針は「推定拒絶」となる。また、SMICが一部顧客に提供する製造受託サービスも一定の制限を受ける可能性がある。
SMICの18日終値は前日比5.20%安の19.86HKドル。