18日前場の香港株式市場で、ハンセン指数は3日ぶりに反落。前場終値は前日比0.67%安の26499.90ポイントだった。中国企業指数は0.49%安の10494.11ポイント。半日のメインボードの売買代金は概算で659億HKドル。
ハンセン指数は小安く寄り付き、序盤に下げ幅を拡大。週末とあっていったん利益を確定する売りが先行した。17日の米株式相場で主要3指数がそろって上昇したものの、きょうの香港時間午前にダウ平均先物が下落したことで、投資家が積極的な買いを見送ったもよう。各国が新型コロナウイルスの感染再拡大を抑えるため経済活動の制限措置を強めれば、景気が下振れするとの懸念も根強い。もっとも、ハンセン指数が10日移動平均(前引け時点で26446.61ポイント)に迫る水準では下げ渋った。
個別では、国際金融銘柄のHSBC(
00005)とAIAグループ(
01299)が売られて相場の重荷となった。ハイテク株の下落が目立ち、舜宇光学科技(
02382)、美団(
03690)、テンセント(
00700)、アリババ集団(
09988)がそろって反落。前日上げた製薬の石薬集団(
01093)、乳業大手の中国蒙牛乳業(
02319)も大幅安となった。半面、通信キャリアのチャイナ・モバイル(
00941)とチャイナ・ユニコム(
00762)がともに4%超高。中国石油メジャーのCNOOC(
00883)、シノペック(
00386)、ペトロチャイナ(
00857)が軒並み上昇した。