2020-12-16 |
香港/マーケット/証券 |
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香港前引け:3日ぶり反発、米株高を好感 IT株に買い戻しの動き
16日前場の香港株式市場で、ハンセン指数は3日ぶりに反発。前場終値は前日比0.82%高の26422.87ポイントだった。中国企業指数は0.74%高の10476.96ポイント。半日のメインボードの売買代金は概算で705億3000万HKドル。
ハンセン指数は米株高の流れを引き継ぎ反発して寄り付くと、プラス圏でもみ合った。米追加経済対策を巡る米与野党の協議が進展するとの観測が広がり、投資家心理の改善につながったほか、新型コロナウイルスのワクチンの普及期待も相場を支えた。香港市場は前日まで続落しただけに、買い戻しが優勢。もっとも、トランプ米政権が制裁とした中国企業を指数構成銘柄から除外する動きが重荷となり、上昇率が1%を超える水準では伸び悩んだ。
個別では、米アップルがiPhoneを3割増産するとの報道を手掛かりにサプライヤーの瑞声科技(
02018)が4%超の上昇。電動工具大手の創科実業(
00669)、通信キャリアのチャイナ・ユニコム(
00762)が高い。中国政府による規制強化を嫌気して前日まで売られていたインターネットサービス大手のアリババ集団(
09988)、テンセント(
00700)が反発した。半面、中国スマホ大手の小米集団(
01810)が逆行安を演じたほか、医薬品受託開発の薬明生物技術(
02269)、スポーツ用品の安踏体育用品(
02020)、民営自動車メーカーの吉利汽車(
00175)がさえない。