2020-12-16 |
中国/マーケット/証券 |
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本土前引け:反発、方向感乏しい 銀行・保険株に買い戻し
16日前場の中国本土株式市場で、上海総合指数は反発。前場終値は前日比0.18%高の3373.16ポイントだった。深セン成分指数は0.08%安の13751.92ポイントと小幅ながら3日ぶりに反落。上海、深セン両市場の半日の売買代金は概算で4245億8900万元だった。
上海総合指数は小高く寄り付いた後、前日終値を挟んで一進一退の方向感に乏しい値動き。中国政府の経済対策に対する根強い期待から、前日下げた金融株が買い戻されて相場を押し上げた。中国国家統計局が前日発表した11月の主要経済統計は堅調な内容で、投資家心理の支えとなったもよう。ただ、トランプ米政権が制裁対象とした中国企業を指数構成銘柄から除外する動きが嫌気され、上値は重い。
セクター別では、銀行と保険、観光が反発。食品・飲料、酒造、空運も上げた。半面、通信機器、電子・IT、ソフトウエアが下げている。
上海B株指数は0.16%安の235.33ポイントと4営業日続落、深センB株指数は0.32%高の1052.22ポイントと3日続伸した。