4日の中国本土株式市場で、上海総合指数は3日ぶりに小幅に反発。終値は前日比0.07%高の3444.58ポイントだった。深セン成分指数は0.40%高の14026.66ポイントと4日続伸。上海、深セン両市場の売買代金は概算で7487億5100万元だった。
上海総合指数は、前場はマイナス圏で軟調に推移したが、後場は前日終値付近まで戻してもみ合った。11月の大幅上昇を受けて利益確定の売りが出たほか、米国防総省が中国人民解放軍との関係が深いとする中国企業のリストに新たにSMIC(688981)など4社を追加したことを受け、米中関係の悪化が警戒された。ただ、景況感の改善などを背景に中国景気に対する楽観的な見方も広がった。セクター別では、酒造や非鉄金属がほぼ全面高となったほか、食品・飲料、航空・宇宙なども買われた。半面、銀行、証券、保険などが売られて相場の重しとなった。
A株市場では、江蘇洋河酒廠(
002304)や張裕ワイン(
000869)、貴州茅台酒(
600519)などが大きく買われたほか、仏山市海天調味食品(
603288)や紫金鉱業集団(
601899)の上昇も目立った。半面、11月の不動産販売統計を発表した万科企業(
000002)が売られた。SMICは3%超下落した。
上海B株指数は0.13%高の242.16ポイントと4日続伸、深センB株指数は0.13%安の1047.10ポイントと3日続落した。