2020-12-04 |
香港/マーケット/証券 |
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香港前引け:小反落、ワクチン期待が後退 国際金融銘柄に売り
4日前場の香港株式市場で、ハンセン指数は小幅に反落。前場終値は前日比0.16%安の26686.54ポイントだった。中国企業指数は0.06%安の10580.42ポイント。半日のメインボードの売買代金は概算で655億HKドル。
ハンセン指数は前日の米株高の流れを引き継いで小高く寄り付いたが、序盤に下げに転じた。米ファイザーなどが開発中の新型コロナワクチンの供給問題が浮上し、これまで投資家心理を支えてきたワクチン期待が後退した。もっとも、ハンセン指数が10日移動平均(前引け時点で26631.51ポイント)に迫る水準では下げ渋った。
個別では、国際金融銘柄のAIAグループ(
01299)とHSBC(
00005)、通信キャリアのチャイナ・モバイル(
00941)や売られて相場の重荷となっている。不動産株の碧桂園(
02007)と華潤置地(
01109)が大幅安。香港コングロマリットの新世界発展(
00017)は続落した。半面、乳業大手の中国蒙牛乳業(
02319)、中国ネット通販大手アリババ集団(
09988)が高い。カジノ株の銀河娯楽(
00027)と融創中国(
01918)は続伸している。