2020-11-27 |
中国/マーケット/証券 |
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本土前引け:小反落、おおむねプラス圏でもみ合う 前引け前にマイナス圏
27日前場の中国本土株式市場で、上海総合指数は小幅に反落。前場終値は前日比0.05%安の3368.12ポイントだった。深セン成分指数は0.34%安の13553.17ポイントと4日続落。上海、深セン両市場の半日の売買代金は概算で4427億8600万元だった。
上海総合指数は小高く寄り付いた後、おおむねプラス圏でもみ合った。新型コロナウイルスワクチンの開発進展や景気刺激策への期待が引き続き相場を支えたほか、中国国家統計局が発表した2020年1−10月の工業企業(年間売上高2000万元以上の企業)の税引き前利益は前年同期比0.7%増となり、今年に入ってから初めてプラス成長に転じたことも好感された。ただ、3385ポイント付近の上値の重さが目立ち、終盤に下向きに転じると、前日終値を割り込んで取引を終えた。
セクター別では、非鉄金属、化学繊維、石炭、酒造が安い。半面、軍需関連、農業、銀行の一角が買われた。
上海B株指数は1.00%安の243.54ポイント、深センB株指数は0.71%高の1016.16ポイントだった。