24日前場の香港株式市場で、ハンセン指数は小幅に3営業日続伸。前場終値は前日比0.05%高の26498.67ポイントだった。中国企業指数は0.41%安の10622.94ポイント。半日のメインボードの売買代金は概算で788億7000万HKドル。
前場のハンセン指数は前日終値付近の狭いレンジで一進一退の値動きに終始し、方向感を欠いた。前日の米株式相場が上昇した流れを引き継いだ買いが相場を支えた。英アストラゼネカが23日、オックスフォード大学と共同開発する新型コロナウイルスのワクチンの臨床試験で、高い有効性を確認したと発表し、経済活動の正常化期待が高まった。半面、中国本土相場の下落や香港での感染再拡大を嫌気する売りが重荷だった。
個別では、前日安かったカジノ株の銀河娯楽(
00027)とサンズ・チャイナ(
01928)、通信株のチャイナ・モバイル(
00941)が買い戻された。中国インターネットサービス大手のアリババ集団(
09988)とスマートフォン部品メーカーの瑞声科技(
02018)、不動産デベロッパーの中国海外発展(
00688)も高い。一方、中国本土系金融株の中国工商銀行(
01398)と中国建設銀行(
00939)、中国平安保険(
02318)が売られた。製薬の石薬集団(
01093)、スマホメーカーの小米集団(
01810)は大幅安。