週明け16日の中国本土株式市場で、上海総合指数は5営業日ぶりに反発。終値は前営業日比1.11%高の3346.97ポイント。深セン成分指数も0.70%高の13850.83ポイントと反発している。上海、深セン両市場の売買代金は概算で8010億2700万元だった。
上海総合指数は小高く始まり、中盤までじりじりと上げ幅を拡大。結局、きょうの最高値で引けた。前週末は4日続落し、終値は4日以来の安値だっただけに、自律反発を見込む買いが先行した。午前に発表された10月の中国の鉱工業生産が市場予想を上回ったことも投資家心理を強気に傾けた。セクター別では、化繊と港湾・海運が全面高となったほか、非鉄金属、酒造、石炭、貴金属が高い。半面、保安設備やソフトウエア、航空宇宙が売られた。
A株市場では、自動車メーカーの重慶長安汽車(
000625)がストップ高を付けた。前週末に下げた白酒メーカーの瀘州老窖(
000568)、製紙のチェンミン・ペーパー(
000488)、金鉱大手の紫金鉱業集団(
601899)がともに上昇。格安航空会社の春秋航空(
601021)は続伸した。半面、立訊精密工業(
002475)や歌爾(
002241)、欧菲光集団(
002456)など電子部品株の下げが目立った。電気自動車メーカーのBYD(
002594)は反落。免税店大手の中国旅遊集団中免(
601888)も安い。
上海B株指数は1.57%高の253.13ポイントと5営業日ぶりに反発。深センB株指数は0.70%高の13850.83ポイントと反発した。