週明け16日の香港市場でハンセン指数は米株高の流れを引き継ぎ反発スタート。前週末のNY市場で機関投資家がベンチマークとするS&P500は2カ月ぶりに終値での史上最高値を更新するなど、コロナワクチンの普及による来年以降の景気回復期待を背景に景気循環株を中心に幅広い銘柄が上昇した。本土市場で上海総合指数が5営業日ぶりに反発して始まったことも好感されているもよう。
指数は日本時間午前10時41分現在、前営業日比0.69%高の26337.90ポイントで推移している。個別では、欧州金融大手のHSBC(
00005)、アジア生保のAIAグループ(
01299)が買われ、指数を押し上げている。株式分割がきょう発効した医薬品受託開発の薬明生物技術(
02269)、香港不動産関連の九龍倉置業地産(
01997)、マカオカジノのサンズ・チャイナ(
01928)も高い。半面、本土系不動産デベロッパーの中国海外発展(
00688)、華潤置地(
01109)、通信キャリアのチャイナ・モバイル(
00941)、ネット通販大手のアリババ集団(
09988)が安い。