2020-11-16 |
米国/マーケット/証券 |
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NY市況(13日):3指数がそろって反発 S&P500は最高値を更新
13日のNY株式相場は大幅反発。米国で新型コロナウイルスの新規感染者が15万人を超え過去最高を記録したものの、コロナワクチンの普及による来年以降の景気回復期待が高まった。景気循環株を中心に幅広い銘柄が上昇したほか、長期金利の上昇を好感し金融株も軒並み高となった。機関投資家がベンチマークとするS&P500は1.36%高の3585.15ポイントで終了し、9月2日以来、2カ月ぶりに終値での史上最高値を更新した。ダウ平均も399.64ドル高(+1.37%)と3日ぶりに反発し、終値の最高値まで71.61ドルに迫った。30の構成銘柄は、好決算を発表したシスコ・システムズが7.06%高、ウォルト・ディズニーが2.10%高となったほか、ボーイングが5.88%高、ウォルグリーン・ブーツ・アライアンスが4.76%高、アメリカン・エキスプレスが3.50%高と軒並み高。ハイテク株主体のナスダック総合も1.02%高と反発した。小型株指数のラッセル2000は2.08%高と主要3指数をアウトパフォーム。2日ぶりに取引時間中の史上最高値を更新し、終値では2018年8月31日以来、2年2カ月ぶりに最高値を更新した。投資家の不安心理を示すVIX指数は前日比-2.25ポイントの23.10ポイントと8月28日以来の水準に低下した。
週間ではダウ平均が4.08%高、S&P500が2.16%高とともに2週続伸。一方、ナスダック総合は0.55%安と反落した。年初来ではダウ平均が3.30%高、S&P500が10.97%高、ナスダック総合が31.84%高となった。