12日前場の香港株式市場で、ハンセン指数は続落。前場終値は前日比0.40%安の26122.52ポイントだった。中国企業指数は0.27%高の10569.52ポイント。半日のメインボードの売買代金は概算で1008億9000万HKドル。
ハンセン指数は高く始まったものの、その後はマイナス圏で軟調に推移した。中国人民銀行(中央銀行)が11日発表した金融統計で、国内金融機関による10月の人民元建て貸付残高増加額が6898億元となり、市場予想の8000億元を下回ったほか、約1年ぶりの低水準となったことが嫌気され、金融株が売られて相場の重しとなった。一方、前日売られたハイテク株では買い戻す動きがみられた。
個別では、チャイナ・ユニコム(
00762)やAIAグループ(
01299)、中国工商銀行(
01398)などの下落が目立つ。大和証券キャピタル・マーケッツが投資判断を「売り」に引き下げた東風汽車集団(
00489)は5%超下落。半面、11日11日の「独身の日(「双11」)」に合わせて開催したセールイベントの販売データを発表したアリババ集団(
09988)やJDドット・コム(
09618)が買われた。テンセント(
00700)や小米集団(
01810)も高い。