2020-11-11 |
中国/マーケット/証券 |
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本土大引け:続落、終盤に下げ幅拡大 新興企業向け市場が下落
11日の中国本土株式市場で、上海総合指数は続落。前場終値は前日比0.53%安の3342.20ポイントだった。深セン成分指数は1.95%安の13720.17ポイントと続落。上海、深セン両市場の売買代金は概算で8696億1500万元だった。
上海総合指数は中盤まで前日終値付近の狭いレンジでもみ合い。欧米での新型コロナウイルス感染の再拡大が嫌気される半面、ワクチンや治療薬の開発進展を見込む買いが入ったもよう。上海と深センの新興企業向け市場の下落したことで市場センチメントが悪化し、上海総合指数は終盤に下げ幅を広げて引けた。セクター別では、軍需関連や電子、ソフトウエア、医療が売られた半面、酒造、石炭、建材、鉄鋼が買われた。
A株市場では、自動車株の下げが目立った。BYD(
002594)がストップ安を付けたほか、江鈴汽車(
000550)、鄭州宇通客車(
600066)、広州汽車集団(
601238)が急落。海運関連の上海国際港務(
600018)、中国国際コンテナ(
000039)の下げもきつい。半面、建設関連の中国交通建設(
601800)、安徽コンチセメント(
600585)、三一重工(
600031)、中聯重科(
000157)は軒並み高。家電メーカーの海信家電集団(
000921)、製紙のチェンミン・ペーパー(
000488)は反発した。
上海B株指数は0.38%安の251.17ポイント、深センB株指数は0.07%安の955.94ポイントとともに続落した。