インターネットサービス中国大手、テンセント(
00700)が今月12日に発表を予定している2020年7−9月期決算について、証券15社は純利益が259億7900万元から337億9000万元に上ると予想していることがわかった。前年同期実績(203億8200万元)と比べ、27.5%から65.8%の増益となる。中間値は前年同期比42%増の289億.3100万元。『AAストックス』が10日伝えた。
7−9月期はオンラインゲームの売り上げが前年同期比40%以上の増加が見込まれ、広告収入の伸びも安定している。ソーシャルゲーム「王者栄耀」「絶地求生(プレイヤーアンノーンズ バトルグラウンズ)」、バトルロイヤルゲーム「PUBG手遊(PUBGモバイル)」などの人気ゲームコンテンツ作が業績をけん引し、新作「地下城與勇士(アラド戦記)」のリリース遅延の影響を相殺している。
証券各社の純利益予測(元)と前年同期比増加率は以下の通り。
■野村:337億9000万元、65.8%増
■工銀国際:322億9200万元、58.4%増
■元大証券:311億9700万元、53.1%増
■JPモルガン:306億6800万元、50.5%増
■モルガン・スタンレー:300億5600万元、47.5%増
■安信証券:296億4500万元、45.4%増
■海通国際:295億8500万元、45.2%増
■中国国際金融(CICC):289億3100万元、41.9%増
■CLSAアジア・パシフィック・マーケッツ:269億1400万元、32%増
■建銀国際:265億8500万元、30.4%増
■ゴールドマン・サックス:264億4700万元、29.8%増
■マッコーリー:263億3200万億元、29.2%増
■クレディ・スイス:260億5700万元、27.8%増
■シティグループ:260億1500万元、27.6%増
■興業証券、259億7900万元、27.5%増