2020-11-10 |
中国/マーケット/証券 |
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本土前引け:続伸、ワクチンの開発進展で航空・観光関連高い
10日前場の中国本土株式市場で、上海総合指数は続伸。前場終値は前日比0.12%高の3377.64ポイントだった。深セン成分指数は0.41%安の14083.85ポイントと反落。上海、深セン両市場の半日の売買代金は概算で6517億690万元だった。
上海総合指数は前日終値を挟んでもみ合う展開が続いた。前日の米株高が好感される一方、指数は前日に約2カ月ぶり高値を付けた後とあって、利益確定の売りが相場の重しとなった。また、午前に発表された10月の消費者物価指数(CPI)と生産者物価指数(工業製品出荷価格:PPI)が市場予想よりも悪い内容となったことも投資家心理を冷やした。セクター別では、新型コロナウイルスワクチンの開発進展を受けて航空・空港運営や観光・ホテルが買われたほか、石油や酒造も高い。半面、貴金属や自動車が売られた。
上海B株指数は0.10%安の252.60ポイント、深センB株指数は0.35%安の957.18ポイントだった。