2020-11-09 |
香港/マーケット/証券 |
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香港前引け:3日続伸、26000ポイントを回復 米大統領選の結果を好感
週明け9日前場の香港株式市場で、ハンセン指数は3営業日続伸。前場終値は前営業日比1.62%高の26129.78ポイントだった。中国企業指数は1.69%高の10675.21ポイント。半日のメインボードの売買代金は概算で957億4000万HKドル。
ハンセン指数は心理的節目の26000ポイントに乗せてスタートすると、終始プラス圏でもみ合った。米大統領選で民主党のバイデン候補の当選が確実となり、7日(日本時間の8日)に勝利宣言を行った。トランプ大統領は敗北を認めていないものの、政治的な混乱への懸念は薄れており、リスクオンの動きが優勢。指数が先週、週間で6.7%高と大幅に反発しただけに、朝方は利益確定売りが上値を抑える場面もあったが、26000ポイント付近では下値が堅かった。
個別では、スマホ部品メーカーの舜宇光学科技(
02382)が12%高と急伸し、同業の瑞声科技(
02018)も6%超の上げ。前週末に売られたネット通販大手のアリババ集団(
09988)、テンセント(
00700)が反発。マカオカジノの銀河娯楽(
00027)、サンズ・チャイナ(
01928)、取引所運営の香港証券取引所(
00388)も上昇が目立った。半面、長江和記実業(
00001)、Link REIT(
00823)、新世界発展(
00017)など香港地場系関連が安い。