6日の中国本土株式市場で、上海総合指数は5日ぶりに反落。終値は前日比0.24%安の3312.16ポイントだった。深セン成分指数も0.40%安の13838.42ポイントと5日ぶりに反落。上海、深セン両市場の売買代金は概算で8484億5800万元だった。
上海総合指数はほぼマイナス圏で軟調に推移した。指数は前日まで4日続伸し、約2週ぶり高値を付けた後とあって、利益確定の売りが相場の重しとなった。また、週末を前に持ち高調整の売りも広がった。指数は一時、心理的節目の3300ポイントを下回る場面もあったものの、大引けにかけて下げ幅を縮小し、同水準を回復してきょうの取引を終えた。セクター別では、医療、航空・宇宙、造船などが売られた半面、港湾、非鉄金属、証券などが買われた。
A株市場では、今年7月に発売した「漢」シリーズの販売好調が伝わったBYD(
002594)が買われたほか、独身の日(双11)セールを受けて珠海格力電器(
000651)や海爾智家(
600690)も買われた。半面、中国人寿保険(
601628)や広州汽車集団(
601238)、上海復星医薬(
600196)が売られた。
上海B株指数は0.09%高の247.44ポイントと続伸、深センB株指数は0.72%安の952.69ポイントと反落した。