6日前場の香港株式市場で、ハンセン指数は小反落。前場終値は前日比0.18%安の25649.51ポイントだった。中国企業指数は0.30%安の10447.23ポイント。半日のメインボードの売買代金は概算で953億5000万HKドル。
ハンセン指数は米株高の流れを引き継ぎ高く寄り付いたものの、その後は前日終値を挟んだ一進一退の展開となった。前日に3.25%高と急反発し、3カ月半ぶり高値で終えただけに、週末を前に利益確定売りが出やすい状況。本土市場が軟調に推移したことや、ダウ指数先物が下げたことも重荷となった。
個別では、2020年7−9月期決算を発表したアリババ集団(
09988)が3.6%安。前日に大幅高となった民営自動車メーカーの吉利汽車(
00175)、香港コングロマリットの長江和記実業(
00001)、医薬品受託開発の薬明生物技術(
02269)、IT大手のテンセント(
00700)が反落した。半面、欧州金融大手のHSBC(
00005)が買われ、相場を支えたほか、スマホメーカーの小米集団(
01810)、本土系不動産デベロッパーの中国海外発展(
00688)などが上昇した。