英老舗靴ブランドのクラークスがこのほど、保有する株式の大半を1億英ポンド(約10億HKドル)で李寧(
02331)の創業者、李寧会長傘下のプライベートエクイティ(PE)ファンド、ライオンロック・キャピタルに売却することで合意したようだ。『信報』が5日、英『フィナンシャル・タイムズ』を引用して伝えた。
取引完了後、ライオンロック・キャピタルがクラークスの筆頭株主となる。クラークスによれば、今回の取引は、中国やアジア太平洋地区を中心にブランドのグローバル化につながると説明している。クラークスは英国とアイルランドで230店を展開するほか、フランチャイズ方式で世界各地に1265店を展開している。一方、今年5月に900人超の人員削減を行うと発表していた。
李寧の株価は日本時間午後0時3分現在、前日比2.08%高の44.10HKドルで推移している。