2020-11-05 |
香港/企業動向/電子・IT |
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アリババ集団の7−9月期決算、市場コンセンサス予想は17%増益
アリババ集団(
09988)がきょう5日大引け後に発表する2020年7−9月期決算について、ブルームバーグがまとめた市場コンセンサス予想は売上高が前年同期比30%増の1548億4000万元、非GAAPベースの純利益が17%増の384億元。中国本土で新型コロナウイルスの感染が抑制される中、アリババ集団が消費の回復による恩恵を受けるとみられる。『香港経済日報』が5日伝えた。
モルガン・スタンレーは、7−9月期もアリババ集団の中核事業であるネット通販が堅調な伸びを維持。顧客忠実度の向上、商品ラインアップの充実化を受けて。CtoCサイト「淘宝網(タオバオ)」の総取引額(GMV)は前四半期比18%増加すると予想。また、クラウド部門の売上高は前年同期比58%増の147億元に上り、同部門の収益改善が今後の事業成長を加速させるとの見方を示した。
一方、ゴールドマン・サックスは、新型小売りやローカルライフサービス、物流会社の菜鳥など新事業の収益改善が見込め、7−9月期はネット通販事業の新たな成長潜在力に注目が集まるとした。