4日前場の香港株式市場で、ハンセン指数は3日ぶりに小幅に反落。前場終値は前日比0.03%安の24933.48ポイントだった。中国企業指数は0.19%高の10090.90ポイント。半日のメインボードの売買代金は概算で956億4000万HKドル。
ハンセン指数は方向感に欠ける展開となった。前日夜にアリババ集団(
09988)傘下の金融会社、アント・グループ(
06688)が上海市場と香港市場での上場を見合わせると発表したことを受けて投資家心理が悪化。前日の米株高に加え、IHSマークイットが発表した2020年10月の香港の購買担当者景気指数(PMI)が49.8となり、2018年3月以来、約2年半ぶりの高水準となったことは好感されたが、米大統領選の接戦が伝わる中、神経質な値動きとなった。
個別では、アリババ集団が6%超下落したほか、香港証券取引所(
00388)も2%超下落。テンセント(
00700)やシノペック(
00386)も下げた。半面、吉利汽車(
00175)や小米集団(
01810)、HSBC(
00005)が買われた。美団(
03690)は上場来高値を更新した。