3日の中国本土株式市場で、上海総合指数は続伸。終値は前日比1.42%高の3271.07ポイントだった。深セン成分指数も1.19%高の13580.04ポイントと続伸。上海、深セン両市場の売買代金は概算で7847億3900万元だった。
上海総合指数は終日プラス圏で推移した。中国や米国の経済指標の改善が好感されたほか、中国の第14次5カ年計画に対する期待も根強く、徐々に上げ幅を拡大した。ただ、米大統領選挙の投開票を前にリスクを回避する動きもあり、後場に入って上値は伸び悩んだ。セクター別では、非鉄金属、貴金属、航空・宇宙、通信、証券などを中心にほぼ全セクターで買いが優勢だった。
A株市場では、2020年7−9月期の中国での金消費量が前四半期比で29%増加したことを受け、紫金鉱業集団(
601899)が高い。中国政府が豪州産の銅鉱石や銅精鉱、砂糖の輸入を禁止したと伝わり、供給不足による価格上昇を見込み、江西銅業(
600362)や雲南銅業(
000878)も買われた。半面、中国国務院が新エネ車の産業計画を発表したが、BYD(
002594)や広州汽車集団(
601238)は利益確定の売りに押された。
上海B株指数は1.25%高の243.85ポイントと4営業日ぶりに反発、深センB株指数は0.62%高の948.61ポイントと続伸した。