28日の香港株式市場で、ハンセン指数は続落。終値は前日比0.32%安の24708.80ポイントだった。中国企業指数は0.40%安の9963.36ポイント。メインボードの売買代金は概算で1326億2000万HKドル。
ハンセン指数はマイナス圏での推移が目立った。世界各地で新型コロナウイルスの感染が再拡大しているほか、米大統領選を前に警戒感も強まっており、相場の重しとなった。ただ、中国では中国共産党の第19期中央委員会第5回全体会議(5中全会)が26−29日の日程で開かれており、政策期待は根強く、後場に一時プラス圏に浮上する場面も見られた。一方、米株価指数先物が時間外で下落していることを嫌気し、ハンセン指数は再びマイナス圏に沈んで取引を終えた。
ハンセン指数構成銘柄では、HSBC(
00005)が売られて相場の重しとなった。チャイナ・ユニコム(
00762)や中国平安保険(
02318)の下落も目立った。半面、アリババ集団(
09988)とテンセント(
00700)がそろって上場来高値を更新。1−9月期決算を発表した万洲国際(
00288)は7%近く上昇した。
この他では、1−9月期決算で赤字が拡大した康希諾生物(
06185)が7%超下落。半面、10%増益だった中国国際コンテナ(
02039)が9%超上昇。「H株全流通」の申請がCSRCの認可を取得したと発表した衆安在線財産保険(
06060)も高い。BYD(
01211)は上場来高値を更新した。