28日前場の香港株式市場で、ハンセン指数は続落。前場終値は前日比0.24%安の24727.20ポイントだった。中国企業指数は0.35%安の9968.41ポイント。半日のメインボードの売買代金は概算で664億1000万HKドル。
ハンセン指数はマイナス圏で推移した。世界各地で新型コロナウイルスの感染が再拡大しているほか、米大統領選を前に警戒感も強まっており、相場の重しとなった。ただ、中国では中国共産党の第19期中央委員会第5回全体会議(5中全会)が26−29日の日程で開かれており、政策期待は根強く、前引けにかけて下げ幅を縮小した。1−9月期決算の発表本格化を受けて個別物色の動きも強まった。
個別では、HSBC(
00005)が3%近く下落し、指数を押し下げた。チャイナ・ユニコム(
00762)や中銀香港(
02388)も安い。半面、テンセント(
00700)とアリババ集団(
09988)がそろって上場来高値を更新。1−9月期決算を発表した万洲国際(
00288)は10%超上昇した。