2020-10-28 |
中国/マーケット/証券 |
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本土前引け:小幅続伸、方向感欠く 酒造・自動車株に買い
28日前場の中国本土株式市場で、上海総合指数は小幅に続伸。前場終値は前日比0.16%高の3259.60ポイントだった。深セン成分指数は0.54%高の13341.46ポイントと3日続伸。上海、深セン両市場の半日の売買代金は概算で4226億4200万元だった。
上海総合指数は小高くスタート。序盤に下げに転じたものの前引け間際に切り返し、方向感を欠く相場となっている。中国共産党の第19期中央委員会第5回全体会議(5中全会)が開催中とあって、政策期待が根強い。ただ、会議で打ち出す政策方針を見極めたい投資家は積極的な買いを控えたもよう。香港市場との相互取引制度を通じたA株売買(北向き取引)は売り越しで、海外資金の流出が続いている。セクター別では、酒造や化学肥料、自動車が買われている。半面、通信と保険、銀行が全面安。
上海B株指数は0.01%安の246.54ポイントと4営業日続落。深センB株指数は0.19%高の940.41ポイントと続伸した。