2020-10-23 |
香港/マーケット/証券 |
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香港前引け:6日続伸、石油・金融株が大幅高 米討論会の影響限定的
23日前場の香港株式市場で、ハンセン指数は6日営業日続伸。前場終値は前日比0.62%高の24938.85ポイントだった。中国企業指数は0.64%高の10149.52ポイント。半日のメインボードの売買代金は概算で573億9000万HKドルだった。
ハンセン指数は利益確定売りが先行して小安く始まったものの、序盤に切り返した。原油高を背景にエネルギー株が上昇したほか、金融株が大きく買われて相場を押し上げた。ただ、心理的節目の25000ポイントが上値抵抗として意識され、前引けにかけて伸び悩んだ。米大統領候補の討論会が香港時間の9時に始まったが、香港市場への影響は限定的。トランプ米大統領からもバイデン前副大統領からも情勢を大きく変える発言は出ず、米株式指数先物の反応は目立たなかった。
個別では、原油高を背景に中国石油メジャーのCNOOC(
00883)とペトロチャイナ(
00857)、シノペック(
00386)がそろって急騰。銀行株のHSBC(
00005)と子会社のハンセン銀行(
00011)、保険株の中国人寿保険(
02628)も大幅高となった。半面、医薬品株の石薬集団(
01093)と薬明生物技術(
02269)、中国生物製薬(
01177)は続落。スマートフォン大手の小米集団(
01810)、乳業大手の中国蒙牛乳業(
02319)も売られている。