22日の香港株式市場で、ハンセン指数は5営業日続伸。終値は前日比0.13%高の24786.13ポイントだった。中国企業指数は0.07%高の10085.18ポイント。メインボードの売買代金は概算で1071億8000万HKドル。
ハンセン指数は、前場はマイナス圏で軟調に推移したが、後場に入ってプラス圏に浮上すると、9月3日以来、約7週ぶり高値を連日で更新した。前場は前日の米株安が嫌気されたほか、利益確定売りが上値を抑えたが、中国では来週26−29日に中国共産党の第19期中央委員会第5回全体会議(5中全会)が控えており、根強い政策期待が買いを支えた。
ハンセン指数構成銘柄では、中国工商銀行(
01398)や交通銀行(
03328)など本土銀行株が買われて相場の上げを主導。サンズ・チャイナ(
01928)と銀河娯楽(
00027)は5%超上昇した。半面、チャイナ・ユニコム(
00762)が10%超下落したほか、チャイナ・モバイル(
00941)も売られた。
この他では、日野自動車と商用EV開発の合弁会社設立で合意したことを発表したBYD(
01211)が4%超上昇。半面、キャセイ・パシフィック(
00293)は利益確定の売りに押された。