HSBCグローバルリサーチは最新リポートで、米サンズ社のマカオ子会社、サンズ・チャイナ(
01928)の2020年7−9月期の調整済みEBITDA(利払い・税引き・償却前利益)が2億3300万米ドルの赤字となり、予想とほぼ一致したと指摘。会社側が業務について、徐々に回復しているとの認識を示した点にも言及し、投資判断を「買い」、目標株価を35HKドルにそれぞれ維持した。『AAストックス』が22日伝えた。
HSBCはマカオのカジノセクターについて、回復には不確実性があるものの、サンズ・チャイナは貴賓庁(VIPルーム)の比率が比較的小さいほか、入境制限の緩和や施設のリニューアルなどにより、これまで抑えられていた需要を多く呼び込むとの見方を示した。
サンズ・チャイナの株価は日本時間午後4時15分現在、前日比5.38%高の29.40HKドルで推移している。