22日前場の中国本土株式市場で、上海総合指数は続落。前場終値は前日比0.83%安の3297.32ポイントだった。深セン成分指数も0.94%安の13341.23ポイントと続落。上海、深セン両市場の半日の売買代金は概算で4056億7500万元だった。
上海総合指数は軟調に推移した。安く寄り付いた後に心理的節目の3300ポイントを割り込み、その後は同節目を挟んだ一進一退の展開。新規の買い材料が乏しい中で売りが優勢。アリババ集団(
09988)傘下の金融サービス会社、アント・グループの大型株式新規公開(IPO)を控え、資金のひっ迫が意識されたほか、海外資金の流出が引き続き警戒された。香港市場との相互取引制度を通じた本土A株の売買(北向き取引)は前引け時点で20億元超の売り越しとなっている。
セクター別では、保険、航空・空港運営が全面安。医療、化学繊維、製薬も安い。半面、電子部品、ソフトウエア、港湾・水運の一角が堅調。
上海B株指数は0.21%安の250.59ポイント、深センB株指数は0.06%高の942.96ポイントだった。