21日前場の香港株式市場で、ハンセン指数は4営業日続伸。前場終値は前日比0.73%高の24747.93ポイントだった。中国企業指数は0.76%高の10064.39ポイント。半日のメインボードの売買代金は概算で610億8000万HKドル。
ハンセン指数はプラス圏で推移した。米民主党のペロシ下院議長が追加経済対策を巡るホワイトハウスとの協議について楽観的だと発言したことで大統領選前の追加経済対策成立期待が高まり、前日のNY市場が上昇した流れを引き継いだ。中国では来週26−29日に中国共産党の第19期中央委員会第5回全体会議(5中全会)が控えており、根強い政策期待も買いを支えた。
個別では、薬明生物技術(
02269)が10%超上昇したほか、チャイナ・ユニコム(
00762)や申洲国際集団(
02313)の上昇も目立った。毎年11月11日の「独身の日(双11)」に合わせて開催している大規模セールを受けてアリババ集団(
09988)やJDドット・コム(
09618)も買われた。2020年7−9月期の販売統計を発表した李寧(
02331)は上場来高値を更新。大規模な再編計画を発表したキャセイ・パシフィック(
00293)は4%超上昇した。半面、瑞声科技(
02018)や吉利汽車(
00175)がさえない。