2020-10-21 |
中国/マーケット/証券 |
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本土前引け:反落、節目の3300ポイントに迫る 海外資金が流出
21日前場の中国本土株式市場で、上海総合指数は反落。前場終値は前日比0.35%安の3316.35ポイントだった。深セン成分指数も1.12%安の13450.87ポイントと反落。上海、深セン両市場の半日の売買代金は概算で4453億1300万元だった。
上海総合指数は序盤に前日終値付近でもみ合った後、下げ幅を広げた。26−29日に開かれる中国共産党の第19期中央委員会第5回全体会議(5中全会)を前に政策期待は根強いものの、新規の買い材料に乏しく、売りが次第に優勢となった。香港市場との相互取引制度を通じた本土A株の売買(北向き取引)は売り越しで、海外資金の流出も警戒されたもよう。もっとも、心理的節目の3300ポイントに迫る水準では下げ渋った。セクター別では、環境保護関連や通信、電子部品などが売られる半面、保険、銀行、繊維・アパレルが買われている。
上海B株指数は0.62%安の251.36ポイント、深センB株指数は0.61%安の944.50ポイントとともに反落した。