チャイナ・モバイル(
00941)が20日大引け後に発表した2020年1−9月期決算は、純利益が前年同期比0.3%減の816億元だった。うち、7−9月期は売上高の回復とコスト抑制が奏功し、前年同期比で増益に転じた。1−9月期の売上高が1.4%増の5744億元。内訳は、通信サービス収入が2.5%増の5257億元、製品販売・その他売上高が9.2%減の487億元だった。EBITDA(利払い・税引き・償却前利益)は3.8%減の2169億元だった。
20年9月末時点の携帯通信サービス加入総数は約9億4600万件で、19年末比で410万件減少した。うち、4Gサービス加入総数は7億7000万件、5Gサービス加入総数は1億1400万件だった。加入者1件当たり平均月間収入(ARPU)は48.9元(20年1−6月期は50.3元)。1−9月期の携帯端末のデータ通信量は653億ギガバイトと前年同期比35.0%増えた半面、音声通信業務は総通話時間が7.1%短縮した。
チャイナ・モバイルの20日終値は前日比変わらずの49.95HKドル。