2020-10-19 |
中国/マーケット/証券 |
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本土大引け:反落、2週ぶり安値 予想下回る中国GDP嫌気
週明け19日の中国本土株式市場で、上海総合指数は反落。終値は前営業日比0.71%安の3312.67ポイントだった。深セン成分指数は0.82%安の13421.19ポイントと4営業日続落。上海、深セン両市場の売買代金は概算で7390億9700万元だった。
上海総合指数は高く始まったものの前引け間際に下げに転じ、後場に下げ幅を拡大。終値は9日以来ほぼ2週間ぶりの安値だった。序盤に上昇率が1%を超えたが、日本時間午前11時に発表された中国の2020年7−9月期国内総生産(GDP)が前年同期比4.9%増と市場予想(5.2%増)を下回り、失望売りが出た。欧州の新型コロナウイルス感染の再拡大や米大統領選の不透明感も運用リスクを取りにくくした。セクター別では、医療・医薬や石炭、証券、食品・飲料が下げた半面、軍需関連と通信、非鉄金属が上げた。
A株市場では、医薬品株の上海復星医薬(
600196)、江蘇恒瑞医薬(
600276)、麗珠医薬集団(
000513)が売られた。食品株の河南双匯投資発展(
000895)と仏山市海天調味食品(
603288)、内蒙古伊利実業集団(
600887)の下げもきつい。半面、金融株の中国建設銀行(
601939)、平安銀行(
000001)、中国太平洋保険(
601601)が続伸。港湾株の上海国際港務(
600018)、深セン市塩田港(
000088)が高い。
上海B株指数は0.74%安の250.77ポイントと反落。深センB株指数は0.82%安の13421.19ポイントと4営業日続落した。