週明け19日前場の香港株式市場で、ハンセン指数は続伸。前場終値は前日比0.69%高の24554.82ポイントだった。中国企業指数は0.89%高の10003.05ポイント。半日のメインボードの売買代金は概算で728億7000万HKドル。
ハンセン指数は高く寄り付いた後、上げ幅を広げた。前週末の米株高が好感されたほか、中国の7−9月期国内総生産(GDP)や9月主要経済指標の発表を前に、中国経済の改善を期待する買いが先行した。ただ、日本時間の午前11時に発表された7−9月期 GDP成長率は4.9%と4−6月期の3.2%から加速したものの、市場コンセンサス予想の5.2%に届かなかった。GDPの予想下振れを嫌気し、指数は次第に上げ幅を縮小。本土市場で上海総合指数が下げに転じたことも重荷となった。
個別では、中国工商銀行(
01398)、中国銀行(
03988)、中国建設銀行(
00939)など本土金融株が大幅に続伸し、相場を支えた。スマホ部品メーカーの舜宇光学科技(
02382)、瑞声科技(
02018)、豚肉大手の万洲国際(
00288)、欧州金が融のHSBC(
00005)も買われた。半面、前週末に高かったスマホ大手の小米集団(
01810)が反落したほか、医薬品関連の石薬集団(
01093)、薬明生物技術(
02269)が売られた。